FacebookのCOOって女性だったのねーと思いながら、何とはなしに見ていた、クローズアップ現代。
何だか、共感してしまった。
COOさんとは立場も環境も全く違うし、番組内で紹介されてた日本の女性とも、これまた環境が違いすぎて、
遠いなぁ
という感じもあったんだけども。
でも今の空気感というのは、日本もアメリカも一緒なのかぁと思った次第。
何がかと言えば、女性がちょっと前より生きづらくなってるのではないかということ。
女性も働くことが当たり前になって、好きな仕事をし、それなりにお給料をもらって、好きなようにお金を使える。
でも最近、女性をロールモデルに当てはめる傾向が強まってきてるように感じるのです。
平均や常識から外れた人に対する目の厳しさとか見てると。
私自身、世間的な適齢期からだいぶ遅れて結婚したので、妊娠出産すれば立派な高齢出産です。
これほんの2~3年ほど前までは、マスコミでも肯定的な報道が多かったように思うのですが、今は真反対ですよね。
高齢=卵子の老化。みたいな。
「老化を知らなかった」という意見が良く紹介されるけど、昔から女性の出産にはタイムリミットがあることは分かってるわけで。
分かっててもなお、様々な理由で結婚や妊娠の機会が遅くなり、結果的に高齢出産になった人ってのが大半ではないかと思うのです。
こういう女性が増えたことが、「早く産め」っていう流れになってきてるのかもしれないけど、当事者の気分としては「何だかなぁ」です。
それより、今、産みたい人への支援や産む環境を整えてくれよと思う。
産婦人科をもっと充実させるとか、
もっと育児支援サービスを分かりやすくするとかさ。
そんな一方で、妊娠出産した女性を嫌う傾向もないですか?
少子化を問題視しながら矛盾してるよなぁ。
時代の空気って変わっていくものだけど、出来れば個人の選択を支援してくれる社会であってほしいと思う。
女性に限らず男性もその方が生きやすいんじゃないかなぁ。